現在の薬剤師就職状況

現在の薬剤師就職状況

薬剤師と医師が専門分野でそれぞれの業務を明確に分担する「医薬分業」が推進されたことにより、患者さんが調剤薬局へ持参する「院外処方箋」を発行する病院が増えてきています。

また、この数年、国内のドラッグストアの店舗数の増加数の上昇が著しい上、ドラッグストアでも調剤業務を行うケースが多くなってきています。 さらに、2006年から薬学科が6年制になったことを受け、一時的に新卒薬剤師の数が「ゼロ」になったこともあり、国内では薬剤師不足がみられます。

こういった背景があることから、調剤業務の実績がある薬局薬剤師を筆頭に、薬剤師資格を持つ方の需要はこの数年、非常に高い状態を保っています。

一方で、薬局やドラッグストアなど、薬を販売する現場では「登録販売者制度」が開始され、一部の医薬品については管理薬剤師でなくとも販売ができるようになる、インターネットでの薬の販売が正式に解禁されるようになるなど、大きな変化が見られます。

そのため、今後、ドラッグストアや薬局を中心に、給与の高い専門職である薬剤師の需要が減り、就職先が激減するという見方もあります。 そのため、今後は薬剤師の方も就職・転職難の時代が来ることを想定し、自分自身のキャリアプランやキャリアチェンジについて、真剣に考えることが必要となります。

こういった現状において、新卒薬剤師の就職希望先はどのようになっているのでしょうか?

近年、薬系大学の6年制が希望就職先として出す職場のトップは「薬局」となっており、約3割の新卒薬剤師が薬局・調剤薬局に就職しています。次に「病院薬剤師」の約15%、「製薬会社」の10%弱と続きます。 また、近年大学院への進学率も上昇しており、約3割の方が進学しています。

医薬分業が進んだことにより、病院薬剤師の求人は減少しており、その分、調剤薬局からの求人が増加しています。そのため、病院薬剤師を目指す方は、就職活動において積極的な行動が必要となると考えられます。

また、近年薬剤師の活躍の場は広がりをみせており、学校や公務員などとして勤務することも可能です。固定観念にとらわれず「自分に合った仕事」を探すことも重要となるでしょう。

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